「中古住宅への補償」と「住宅履歴情報いえかるて」
2017年07月03日 |インスペクション・住宅検査・中古住宅診断|
中古住宅への補償、すなわち既存住宅瑕疵担保責任保険の誕生により、中古住宅を購入する方への安心感がぐっと上がりました。既存住宅瑕疵担保責任保険とは、「個人間売買タイプ」「事業者タイプ」の二種類に分かれており、不動産仲介業においては「個人間売買」による保険が注目されています。
また、既存住宅流通活性化事業等の中の、中古住宅購入時の耐震補強や断熱改修、リフォーム工事に上限100万円の補助金をだすという補助事業の条件としてあるのが、既存住宅瑕疵保険と住宅履歴情報の蓄積です。
住宅履歴情報(いえかるて)とは、新築時から現在に至るまでの住宅のいわば歴史書。
住宅履歴情報の蓄積は、第三者の情報サービス機関が行い、将来にわたり情報を大切に保管します。この住宅履歴情報は住宅所有者の同意があれば、情報活用者(不動産会社・建築会社等)が閲覧でき、その住宅の歴史をさかのぼることができます。